水稲の直播(V溝乾田直播)が始まりました!

2017年5月11日

 5月の大型連休も終わり、いよいよ田植えの時期になってきました。市内でも早い地域ではすでに田植えが行われています。

 今回は、平成29年4月10日に掲載した福沢秀雄さんの「鉄コーティングした種籾」を用いた水稲の直播(V溝乾田直播)栽培が、市内深持地区で始まりましたのでご紹介します。

  直播栽培について(再掲)

   ○ 直播栽培とは

 水田に育てた苗を植える移植栽培に対し、水田に直接種籾を播いていく栽培方法です。育苗、田植えが省略できるため、大規模化、低コスト化、省力化につながる技術として注目されています。

 

  鉄コーティングについて(再掲)

 直播栽培に取り組むなかで、代表的な方法の一つに、種籾の鉄コーティング栽培があります。直播栽培は、多くのメリットがありますが、鳥害や浮き苗などの課題もあります。鉄コーティングはそんな鳥害・浮き苗を防ぐ技術として、多くの人に取り組まれています。

 

   ○ 鉄コーティングって?

 鉄コーティングとは、種籾を鉄粉でコーティングすることです。鉄粉が種籾の表面で酸化して、そのさびが糊の役目となりコーティングができます。鉄コーティングすることで、種籾が重くなり浮き苗を防いだり、表面が硬くなることで鳥害を防ぐことができます。

 

  V溝乾田直播って?

 今回紹介する直播栽培は、「V溝乾田直播栽培」という方法です。直播栽培には、湛水直播や乾田直播がありますが、「V溝乾田直播」は読んで字のごとく、「乾田(水を入れず乾いた水田)」で、「V」字に切った「溝」へ、「直播」する栽培方法です。青森県内で近年試験されている新しい取り組みになります。播種機の円盤を回転させ深さ5センチ程度の溝を作りながら、同時に種籾と肥料を播き、軽く覆土するという方法です。

 

    ○V溝乾田直播のメリット

・春作業の労働ピークの緩和による経営規模拡大、育苗、田植えの労力軽減と育苗関連経費の削減が図られます。

・慣行栽培と同等の収量を確保しつつ、慣行の栽培方法と比べて、労働時間は1/3以下、生産コストは7割程度への低減が見込まれます。

(引用元:青森県産業技術センター農林総合研究所)

  

以下は、5月10日に行われた播種作業の写真です。

     

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播種機はトラクターでけん引します。

 

 

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鉄コーティングした種籾と肥料を播種機にセットします。

 

 

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あとはトラクターに乗って播種作業を始めます。圃場は事前にロータリーをかけて転圧してあります。種籾と肥料が同時に溝に落とされ、播種後はすじが残ります。

 

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播種が終わった圃場です。20アールの圃場を約30分ほどで作業が終わります。

 

 

    直播は雑草との戦いということで、除草剤を効率的に使用することがポイントだそうです。

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水田政策係
電話:0176-51-6742