十和田市浄化槽整備事業について

これまで浄化槽は個人で設置し委託管理をされていましたが、平成19年度より浄化槽を新設したいときにご希望があれば、市と事業契約したティ・エム・イー株式会社が浄化槽を設置し、維持管理も行います。それに伴い維持管理の費用は下水道と同額の使用料を市の方へ納めていただく事によって清掃料や検査手数料をまかないます。

※ここでいう浄化槽とは、生活雑排水と、し尿をあわせて処理できる合併処理浄化槽のことです。し尿のみを処理する単独処理浄化槽は、現在新設できません。

※この制度を利用せずに、これまでどおり個人で設置することもできますが、個人設置に対する補助金はありません。

 

設置対象の概要

設置の対象者は、近い将来下水道が整備される予定がない区域に、浄化槽を新設される方。

事業範囲はこちらPDFファイル(5613KB)

 

合併処理浄化槽は、トイレの水洗化はもちろん、台所からの排水などの生活雑排水も処理するため、川や海などの環境にやさしい浄化槽です。

※Aは個人で管理していただきます。なお、Bの浄化槽の設置に当たり設置費用の10分の1を負担していただきます。

人槽別の分担金額は5人槽:94,000円 7人槽:110,000円 10人槽:140,000円 となっており40人槽まで対象としております。10人槽以上の分担金額についてはお問い合わせ下さい。

上図のAの工事費については、他に月々の分割払いができる無利子の融資あっせん制度もあります。ご利用の詳細はお問い合わせください。

上図のBをティ・エム・イー株式会社で設置し、その後管理します。

※現在、単独処理浄化槽をご使用の方は、撤去補助として最大9万円の補助を受けることができます。ご利用の詳細はお問い合わせください。

※申込はティ・エム・イー株式会社へ直接申し込むことになります。

 

浄化槽の人槽算定について

住宅に浄化槽を設置する場合の処理対象人員算定については、日本工業規格「建築物の用途による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準(JIS A 3302-2000)(以下「JIS基準」という。)」に基づいて算定しています。

既存住宅に設置する場合は、住宅の延べ面積のみではなく一定の要件を満たせば、JIS基準の2.ただし書きを適用して増減できます。

また、建築確認申請が伴う住宅への設置については、申請者からの申し出があった場合において、関係資料添付によりただし書きの適用を検討いたします。

なお、建築確認後に浄化槽を申請時より小さいものに変更する場合は、計画変更確認申請の手続き等により手数料が発生する場合がありますので、ご注意ください。 

 

既に浄化槽を設置されている方

浄化槽の所有権を市へ移転していただければ、毎月使用料を納めていただき維持管理をいたします。ただし、受け入れる浄化槽は40人槽までといたします。

※寄附の受け入れの際に審査を行います。審査によって不可となった場合は修繕もしくは新しく設置する必要性もあります。なお、既に下水道に接続可能な区域に設置されている浄化槽や単独処理浄化槽は受け入れいたしません。

※申込はティ・エム・イー株式会社へ直接申し込むことになります。

 

浄化槽使用上のお願い

浄化槽は、微生物の働きを利用して汚水を処理する装置ですから、微生物が活動しやすい環境を保つように維持管理を行うことが大切です。

使用方法を誤ったり、維持管理を適切に行わないと、放流水の水質悪化を招き悪臭が発生してしまう場合があります。

浄化槽本来の機能を十分発揮させる為、使用者は日常の使用にあたって、次のような点に注意しましょう。

 

1.台所

天ぷら油などの油脂類は、直接流さないで下さい。廃油処分は、牛乳パックの中に、古新聞等に浸み込ませて入れ、可燃ごみとして出すか、油を固めるタイプの凝固剤で固化させてから、可燃ごみとして出してください。
皿や鍋、フライパン等についた油も、洗う前にキッチンペーパーや新聞紙などで拭きとるようにしましょう。
排水口や三角コーナーに市販の流し用のネットや使い古しのストッキングなどを再利用して被せて、小さな野菜くず等を流さないようにしましょう。

 

2.洗濯

出来るだけ中性の洗剤をメーカーの指示する適量を必ず守って使用しましょう。
漂白剤は、適量を使用する限り大丈夫ですが、塩素系の漂白剤はなるべく避けたほうが良いでしょう。

 

3.トイレ

トイレットペーパーを使用して下さい。紙おむつ、衛生用品、たばこの吸殻を流さないで下さい。
トイレ洗浄剤を使う場合は、浄化槽に対応しているものを選び、必ず適量の使用を守って下さい。(塩酸等の薬品は使用しないで下さい。)浄化槽に対応している洗浄剤であっても、使用量によって浄化槽内の微生物の働きを弱め、浄化槽機能の著しい低下を引き起こす場合があります。

 

4.浄化槽

ブロアの電源を絶対に切らないで下さい。これを切ると浄化槽内の微生物の働きを弱めたり死滅させたりし、機能を停止させる場合があります。
殺虫剤は使わない。
浄化槽のマンホールやブロアの上には物を置かないで下さい。点検や清掃作業の時に支障となるばかりで無く、最悪の場合浄化槽が陥没してしまう恐れがあります。

 

 ※長期で家を留守にする場合にはティ・エム・イー株式会社へ相談して下さい。

問い合わせ先

ティ・エム・イー株式会社

電話:0176-22-7018

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下水道課 工務普及係
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