ニホンカモシカについて
ニホンカモシカについて

日本固有の種として,1934(昭和9)年に天然記念物の指定を受けましたが,戦後の密猟等によって個体数が減少し,1955(昭和30)年に特別天然記念物に指定されました。
ニホンカモシカを見かけたら
近年、市街地においてもカモシカの出没事例が増えています。場所によっては日常的に目撃されるところもあります。
カモシカは、国の特別天然記念物に指定されていますので、保護の対象となっています。
カモシカを発見した場合は下記のように対応をお願いします。
元気なカモシカを見かけたら
見守ってください。
- カモシカは本来おとなしい動物であり、人や他の動物に危害を加えることはあまりありません。ただし野生動物であるため、自分が追い詰められたと感じてパニックになってしまうと、逆に相手に向かってくる場合もあります。
- 一時的に市街地などに迷い込むこともありますが、ほとんどは本来の生息地に自ら戻ります。
- まず、カモシカと遭遇したら必要以上に近づかず、カモシカの逃げ道をふさがないようにして、様子を見守ってください。
- 原則、保護(捕獲)はできませんが、市街地でみかけるなど、生活・交通安全上問題がある場合は、教育委員会へ連絡してください。
子どものカモシカを見かけたら
見守ってください。
- 近くに親がいることがほとんどです。
- 場合によっては親が威嚇してくることもありますので近づかないようにしてください。また、幼獣は一度保護してしまうと野生復帰するのが困難になりますので保護しないでください。
- もし、捕獲してしまった場合は、早急に収容地点付近にて放獣してください。
- 個人的な飼育は、法的な問題や技術的な問題から困難ですのでご遠慮ください。
ケガや病気で動けなくなっているカモシカを見かけたら
教育委員会まで連絡をお願いします。
- 教育委員会までご連絡ください。交通の障害になるなどの場合を除き、できるだけ動かさないでください。また、民間の鳥獣病院には、持ち込まないでください。
死んでいるカモシカを見かけたら
教育委員会まで連絡をお願いします。
- 教育委員会までご連絡ください。交通の障害になるなどの場合を除き、できるだけ動かさないでください。