十和田湖民俗資料館では、この地方で祖先から伝承されてきた生活の移り変わりを知る上で貴重な民俗資料を保管し、公開しています。
近年、急激な生活環境の変化に伴い、民俗資料の散逸減少が著しく、このための保護対策が急務となっています。幸いにして国の重要文化財に指定された江戸時代後期(推定)に建てられた茅葺農家「旧笠石家住宅」が復元されて一般公開されているので、これに合わせて民俗資料館が建築されました。
展示資料は、地域住民の協力提携によりすべて寄贈され、郷土に対する認識と愛着を深める場となっています。また、生活用具に直接手で触れてみることができる展示が特徴となっています。
![]() 展示室全景 |
![]() 食生活コーナー |
![]() 衣生活コーナー |
![]() 農具コーナー |
旧笠石家住宅は、昭和48年2月、国の重要文化財に指定されました。
建物は、寄棟造り茅葺の直屋で平面はひろま型にとられています。
建築年代は、18世紀後半(江戸時代後期:当時のこの地域の農家の典型的な住宅)と推定されています。梁などの主要構造部はチョウナ仕上げで、また土台を用いらず礎石に直接柱を立てる等、古い要素を各所にとどめた独特の建築様式で保存されていたことから、国の文化財に指定されました。
その後、保存、公開に資するため修理を行い、建築当初の形式に復元され公開されています。
![]() かまど |
![]() だいどこ(台所) |
![]() じょい(居間) |
![]() まや |
無料
4月~10月 9時00分~16時30分
11月~3月 9時00分~16時00分
火曜日(火曜日が国民の祝日のときは翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
十和田市十和田湖民俗資料館
〒034-0301 十和田市大字奥瀬字栃久保80
電話:0176-74-2547(ファクス兼用)
公共交通機関
東北新幹線「七戸十和田駅」・「八戸駅」から十和田観光電鉄バス乗車、「十和田市中央」下車
「十和田市中央」から焼山行き乗車、「片貝沢」下車、徒歩約20分
自家用車
東北新幹線「七戸十和田駅」から 約1時間半
十和田市中心部から 約40分
焼山(十和田湖温泉郷)から 約10分
休屋(十和田湖)から 約1時間
※実際の交通状況、ルート等により所要時間は異なります。当日の交通状況等を確認し、お越しください。