地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支え、地域を創生する地域学校協働活動を推進することを目的として、より多くの地域住民等の参画による多様な活動を継続的・安定的に実施するための事業です。
学校と地域との連携協働活動を補完・補強するため、令和4年度から教育委員会内に地域学校協働本部を設置し、学校のキャリア教育や郷土学習などで講師を務めていただく外部人材(ゲストティーチャー)の紹介など、学校と地域を橋渡し(コーディネート)する役割を担います。
(活動の一例)市内小学校(5・6年生)
夏休み前の着衣水泳の指導【エスプロモ株式会社水上安全法指導員】
放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、地域の方々の参画を得て、子どもたちとともに勉強や文化活動、地域住民との交流等の取り組みを実施することにより、子どもたちが地域社会の中で、心豊かで健やかに育まれる環境づくりを推進します。
1 |
三本木放課後子ども教室 |
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北園放課後子ども教室 |
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東放課後子ども教室 |
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藤坂放課後子ども教室 |
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大深内放課後子ども教室 |
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ちとせ放課後子ども教室 |
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高清水放課後子ども教室 |
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東コミュニティセンター子ども教室(茶道) |
<主な活動内容>
・学習活動(宿題、読書、漢字カードなど)
・工作活動(紙コップ、プラ板、アイロンビーズ、押し花、バルーンアートなど)
・昔遊び体験(ブンブンごま、けん玉、百人一首など)
・軽スポーツ(風船バレー、スポーツ吹き矢など)
・文化活動(茶道)
子どもだけで遊べる安全安心な外遊び環境が減少している中で、誰もが参加しやすく安全な「学校」を拠点に、放課後子ども教室の一環として運動遊び等のプログラムを提供し、体験活動の充実を図ります。
「遊びの日」は、通常教室を実施していない小学校も含め、すべての小学校で実施します。
学校の図書ボラ・読みボラさんたちの情報交換を目的とした交流会です。
実際に活動している方でなくても、これからやってみたい方、関心のある方などどなたでも参加できます。参加連絡はこちらから。https://x.gd/TNi3z
本事業は、国・県が実施する「学校・家庭・地域連携協力推進事業費補助金」を活用しており、目標値の設定や成果の評価をホームページ等で公表することが交付の要件に設定されています。
令和5年度から、本事業の成果等を収集・分析し、事業の改善及び充実を図るため、本事業で重点的に取り組む課題に応じた目標及び目標の達成度を測るための指標を設定し、公表しています。
また、事業実施後、設定した目標等の達成度についても検証・評価等を行い、その結果についても公表することとしております。
課題 |
左記課題の解決のために本事業で取り組むこと |
本事業で達成する目標(アウトカム) |
目標の達成度を測る指標と令和5年度の目標値 |
目標値に対する成果 | |
地域学校協働本部事業 |
学校がキャリア教育や郷土学習を進めるにあたり、外部人材(ゲストティーチャー)の確保に苦慮している。 |
・ゲストティーチャーリストの内容をさらに充実させる。 ・地域や学校の相談窓口として、人材バンクを整備し、幅広いコーディネートを行う。 |
・地域の多様な人材の活用が進み、質の高い教育活動を実施できる。 ・教員の業務負担を軽減できる。 |
十和田市地域学校協働本部がコーディネートした件数…10件 |
10件 |
放課後子ども教室 |
子どもの外遊び環境の減少により、放課後の安全安心な居場所づくりや多様な体験活動の提供が必要となっている。 |
放課後児童クラブ(仲よし会)と放課後子ども教室の一体型プログラムの実施 |
事業の垣根を越え、すべての子どもの安全安心な放課後の充実、多様な体験活動の提供が実現できる。 |
一体型プログラムの実施件数…3件 |
13件 |
課題 | 左記課題の解決のために本事業で取り組むこと | 本事業で達成する目標(アウトカム) |
目標の達成度を測る指標 |
令和6年度の目標値 |
令和6年度の実績値 |
アウトカムに対する評価・分析 (事業における成果、課題、改善点等) |
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地域学校協働本部事業 | 学校がキャリア教育や郷土学習を進めるにあたり、外部人材(ゲストティーチャー)の確保に苦慮している。 |
・ゲストティーチャーリストの内容を充実させる。 ・地域や学校の相談窓口として、人材バンクを整備し、幅広いコーディネートを行う。 |
地域の多様な人材の活用が進み、質の高い教育活動を実施できる。 |
十和田市地域学校協働本部がコーディネートした件数 |
10件 |
10件 |
・各学校からの依頼に応じ、活動のねらいや目的に適したゲストティーチャーをコーディネートしたことにより、キャリア教育や郷土学習を充実させることができた。 ・各学校からの多様なニーズに柔軟に対応できるよう、各学校の地域学校協働活動担当者との連携を図りながら、ゲストティーチャーのさらなる充実に努める。 |
放課後子ども教室 | 子どもの外遊び環境の減少により、放課後の安全安心な居場所づくりや多様な体験活動の提供が必要となっている。 | 放課後児童クラブ(仲よし会)と放課後子ども教室、所属を問わず誰もが参加できる、運動遊び等の体験的な一体型プログラムを全小学校で実施する。 | 事業の垣根を越え、すべての子どもの安全安心な放課後の充実、多様な体験活動の提供が実現できる。 | 一体型プログラムの実施件数の割合 | 100% | 100% |
・令和5年度から開始した本プログラムは、各小学校で年間2回に拡充して実施し、児童からは「いろいろな遊び体験ができて楽しかった」、学校からは「楽しく活動している様子で、来年度も継続してほしい」などと好評であった。 ・児童へのアンケートでは、「運動遊びがもっと好きになった」「新しい遊び方を知ることができた」と回答した割合がいずれも95%前後と高水準であり、多様な体験を提供できただけでなく、今後の放課後の過ごし方や遊び方にもつながる活動となった。 |