家族経営協定のすすめ

1.家族経営協定とは

家族経営協定とは、家族で行う農業経営について、経営の方針や一人ひとりの役割、労働時間・労働報酬等について家族みんなで話し合い、それを文書にして取り決めることにより、経営主だけではなく家族それぞれ自覚を持って経営に参画することを目的に締結するものです。

2.家族経営協定の目的

  1. 農業経営が家族の話し合いと男女共同参画によって、充実・成長していくこと
  2. 家族一人ひとりが尊重される家族関係を構築するため
  3. 後継者育成のため

3.家族経営協定の内容

それぞれの家族で話し合い、自分の家族に合せた「協定書」(取り決め)を自由に作成することが出来ます
協定書に盛り込む内容は、

  • 農業経営の目的・ビジョン
  • 経営方針の決定
  • 経営主・配偶者・後継者・後継者の配偶者など家族それぞれの役割分担
  • 給料や収益配分の方法
  • 労働時間や休日などの就業条件
  • 福利厚生・研修
  • 将来の経営移譲

等となっています。

4.制度上のメリット

家族経営協定を締結すると、下記の政策支援が受けられます。

 

1.認定農業者制度

経営主のほかに、家族経営協定を締結した方も認定農業者になることが出来ます。

2.農業者年金

青色申告をしている認定農業者と家族経営協定を締結した配偶者・後継者が農業者年金に加入する場合、一定の要件を満たすと保険料の国庫補助を受けることが出来ます。

国庫補助額

  • 35歳未満:10,000円
  • 35歳以上:6,000円

3.農業改良資金等

配偶者や後継者の方が、農業改良資金等の貸し付けを受けることが出来ます。

5.家族経営協定の推進

家族経営協定は、意欲のある担い手を育成するとともに、農業経営の体質強化を進めるものであることから、農業委員会では家族経営協定締結を推進しています。
家族経営協定について詳しく知りたい方や締結を検討してみたい方は、お気軽に農業委員会や上北地域県民局地域農林水産部 農業普及振興室までお問い合わせください。

 

上北地域県民局地域農林水産部 農業普及振興室

電話 0176-23-4281

 

家族経営協定のパンフレットPDFファイル(6879KB)

家族経営協定書のサンプルPDFファイル(99KB)

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農業委員会事務局
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