十和田市では、青森県赤十字血液センター及び十和田市内の各事業所及び団体のご協力のもと、十和田市内に献血バスを巡回して献血を呼び掛けています。
血液を待ち望んでいる患者さんのためにも皆様のご協力をお願いいたします。
病院で輸血などを行う患者さんのために、健康なかたから血液を提供していただくのが献血です。
血液は、まだ人工的に造ることができず、また、長い期間にわたって保存することもできません。そのため、輸血に必要な血液を、いつでも十分に確保しておくためには、絶えず誰かの血液が必要となります。
医療は、献血する皆様の自発的な優しさと思いやりによって支えられています。
献血には下記の4つの種類があります。
献血の種類
項目 |
全血献血 | 成分献血 | ||
---|---|---|---|---|
⑴200ml全血献血 | ⑵400ml全血献血 | ⑶血漿成分献 | ⑷血小板成分献血 | |
1回献血量 | 200ml | 400ml |
600ml以下 (循環血液量の12%以内) |
400ml以下 |
年齢 | 16~69歳※ |
男性:17~69歳※ 女性:18~69歳※ |
18~69歳※ |
男性:18~69歳※ 女性:18~54歳 |
体重 |
男性:45kg以上 女性:40kg以上 |
男女とも50kg以上 |
男性:45kg以上 女性:40kg以上 |
|
最高血圧 | 90mmHg以上 | |||
血色素量 |
男性:12.5g/dL以上 女性:12.0g/dL以上 |
男性:13.0g/dL以上 女性:12.5g/dL以上 |
12.0g/dL以上 (赤血球指数が標準域に ある女性は11.5g/dL以上) |
12.0g/dL以上 |
血小板数 | ― | ― | ― | 15万/μL以上 |
年間献血回数 |
男性:6回以内 女性:4回以内 |
男性:3回以内 女性:2回以内 |
血小板成分献血1回を2回分に換算して 血漿成分献血と合計で24回以内 |
|
年間総献血量 |
200ml献血と400ml献血合わせて 男性:1,200ml以内 女性:800ml以内 |
― | ― |
献血にご協力いただけるかたの安全を第一として国が定めた基準等により、医師が総合的に判断してお願いしております。
※65歳以上の献血については、献血されるかたの健康を考え、60~64歳の間に献血経験があるかたに限ります。
※十和田市内で実施している献血は、全血献血(血液すべての成分を献血する方法)のみとなります。
成分献血(血液中の血小板や血漿だけを献血する方法)は、青森県に2ヶ所ある「献血ルーム」で行うことができます。
今回の献血
次回の献血 |
200ml全血献血 | 400ml全血献血 | 血漿成分献血 | 血小板成分献血※ |
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200ml全血献血 |
男女とも4週間後の 同じ曜日から 献血できます |
男性は12週間後・ 女性は16週間後の 同じ曜日から 献血できます |
男女とも2週間後の同じ曜日から 献血できます |
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400ml全血献血 | ||||
血漿成分献血 |
男女とも 8週間後の同じ曜日 から献血できます |
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血小板成分献血※ |
※血漿を含まない場合には、1週間後に血小板成分献血が可能になります。ただし、4週間に4回実施した場合には、次回まで4週間以上期間をあけてください。
人間一人ひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違っています。このため、複数の献血者の血液をあわせて一人の患者さんに輸血するほど、副作用(発熱、発疹など)発生の可能性が高くなります。
400ml献血は200ml献血に比べて量が多いことから、少ない献血者からの輸血を可能にし、安全性が向上します。
患者さんの輸血後の副作用軽減のために、400ml献血へのご協力をお願いいたします。
※県内の医療機関では、95%以上の患者さんに400ml血液製剤が使用されています。
献血へのご協力に心から感謝いたします。患者さんが安心して輸血を受けられるよう、献血する前に問診、検査を実施しています。
次のような時は、問診により献血をご遠慮いただく場合があります。
上記に該当されないかたでも、検診医の判断で献血をお断りすることがあります。
献血は、エイズを検査するためのものではありません。
また、感染してからおよそ8週間たたないと血液検査ではHIVを検出できない可能性があり(潜伏期間といいます)、その期間中の血液が輸血されるかたに提供されることはたいへん危険です!
エイズの検査をご希望のかたは、上十三保健所にて匿名で検査及び相談を受け付けています(無料)。十和田市ではエイズの検査を実施しておりませんのでご了承ください。