介護給付費の適正化とは、「介護サービスを必要とする利用者を適切に設定し、利用者が真に必要とするサービスを、事業者が適切に提供するよう促すこと」です。介護給付の適正化を図ることは、不適切な給付を削減する一方で、利用者に対する適切な介護サービスを確保することにより、介護保険の信頼性を高めるとともに、介護給付費や介護保険料の増大を抑制することを通じて、持続可能な介護保険制度の構築を目的とします。
介護認定調査員が作成する認定調査表を市職員が点検を行うほか、認定調査員の資質の向上による取組により、客観的で公平な介護認定を推進します。
介護支援専門員が作成した居宅介護支援サービス計画、介護予防サービス計画について「自立支援に資するケアマネジメント」視点があるか、また居宅サービス計画の内容と請求結果との整合性等を確認します。
居宅介護住宅改修の申請を受け、書面による事前点検を行い、施工前の訪問調査を行います。施工後の実績報告について書面にて点検を行うとともに、必要に応じて施工後の訪問調査を行います。また、理学療法士等専門的な視点に立った点検が必要と判断される場合は、専門職に同行してもらい訪問調査を行います。
福祉用具購入申請を受け、書面による事前点検を行い、福祉用具の必要性や受給者の身体の状態に応じた適切な福祉用具の利用を図ります。
介護保険と医療保険の給付実績を突合するほか、提供されたサービスの整合性の確認などを行い、請求内容に誤り等を早期に発見して適切な処理を行うことにより、サービス事業者等における適正な請求の促進を図ります。