令和3年(2021年)1月以後に提出する給与支払報告書又は公的年金等支払報告書について、前々年における給与所得又は公的年金等の源泉徴収票の税務署へ提出すべき枚数が100枚以上であった事業所等は、eLTAX又は光ディスク等による提出が義務付けられます。
たとえば、令和4年(2022年)1月に税務署へ提出すべき給与所得の源泉徴収票の枚数が110枚の場合は、令和6年(2024年)1月に各自治体へ提出する給与支払報告書については、eLTAX又は光ディスク等により提出する必要があります。
平成30年度の税制改正に伴う義務化ですので、該当する事業所でまだ手続きがお済みでない場合はお早めにご準備ください。
地方税ポータルシステム(eLTAX:エルタックス)は、地方税の手続きを電子的に行うシステムです。地方税の申告や納税を窓口に出向くことなく、自宅やオフィス等のパソコンからインターネットを通じて簡単に行うことができます。
eLTAXにより給与支払報告書を提出した場合は、下記のようなメリットがありますのでぜひ導入を検討いただきますようお願いします。
1.複数の地方団体への申告がまとめて一度にできます
2.市販の税務・会計ソフト(eLTAX対応ソフト)のデータでそのまま申告できます
3.eLTAXの利用料は無料です
(※事前手続きに必要な電子証明書の取得に際しては、別途費用が必要になります)
4.特別徴収税額通知を電子データで受信することができます
eLTAXを利用するにあたりパソコン環境やインターネット接続環境等の必要なものを事前に準備していただくものがあります。詳しくは地方税共同機構 地方税ポータルシステムのホームページをご覧ください。
また、以下のリーフレット等もご参照ください。
・eLTAXスタートガイド(はじめて電子申告や納税を行う方へ)(1674KB)
光ディスク等による提出をはじめてされる場合は、テストデータを11月末までに提出してください。
光ディスク等による給与支払報告書提出のための事前承認は、令和5年度税制改正により不要になりました。
1.テストデータのレイアウト等について
テストデータは光ディスク等の規格等について(給与支払報告書)(265KB)を確認し、可能な限り本番で提出する状況に近づけて提出してください。
テストデータを確認した後、テスト結果のお知らせをお送りいたします。テスト結果のお知らせが届きましたら、内容を確認の上、本番データを提出してください。
2.本番データの提出方法 (毎年1月31日まで)
作成要領及び規格は、光ディスク等の規格等について(給与支払報告書)(265KB)をご覧ください。
(1)給与支払報告書のデータを入れた光ディスク(※)【正・副 合計2枚】
※給与支払報告書のデータを入れた光ディスクのケースまたはディスクの表紙に
[1]提出先区市町村名 [2]提出者名 [3]提出者住所 [4]個人番号または法人番号
[5]指定番号 [6]提出件数 [7]提出年月日 [8]正本・副本の区別 [9]総枚数及び一連番号
をご記入ください。
3.特別徴収税額通知の副本データ送付の廃止について
令和3年度税制改正により、令和6年度から光ディスクによる副本データの送付は廃止されます。特別徴収税額通知は書面で送付いたします。令和6年度以降、特別徴収税額通知を電子データで送付を希望される場合は、「eLTAX(エルタックス)」をご利用ください。
前年度以前に光ディスク等での提出実績のある給与支払者については、テストデータの提出は任意です。事前テストを希望される場合には、11月末までに提出してください。
税制改正等により、csvレイアウトが変更になる場合がありますので、作成要領で最新版のcsvレイアウトを必ず確認してください。
給与所得又は公的年金等の源泉徴収票の光ディスク等の提出については、国税庁ホームページ「法定調書の光ディスク等による提出のご案内」をご覧ください。