十和田市・土佐町姉妹都市締結30周年記念

明治・大正時代の文豪「大町桂月」が縁で、高知県土佐町と旧十和田湖町が昭和60年6月21日に「姉妹都市」を締結し交流が始まりました。

そのきっかけとなったのは、土佐町交流事業推進委員会会長であり、「桂月館」をもつ土佐町の土佐酒造 澤田輝夫社長が、清酒「桂月」を桂月終焉の地である蔦温泉に贈ったことや、土佐町の大町桂月研究グループとの交流が行われていたころ、また、土佐町と旧十和田湖町が、人口規模がほぼ同じであったことや、林業が盛んであるという産業の共通点、十和田湖と奥入瀬渓流をもつ旧十和田湖町の「水の郷」に対し、「四国の水がめ」といわれる早明浦(さめうら)ダムと吉野(よしの)川、そして、国指定の天然記念物のイチョウの樹が双方にあることなど、多くの共通点があいまって、締結の運びとなりました。

 

平成27年度は、姉妹都市締結30周年を記念して、使節団を派遣するなどの事業を行いましたのでおしらせします。

十和田市・土佐町姉妹都市締結30周年記念使節団

十和田市と高知県土佐町の姉妹都市締結30周年を記念して、小山田市長を団長とする使節団が高知県土佐町を訪問しました。

市民代表として、大町桂月を語る会から渡部毅会長、太田毅会長が同行、また、第28使節団として十和田市内5小学校から8名が参加しました。

子どもたちの交流親善使節団は、昭和62年から、夏期は十和田市から南国土佐町へ、冬期は土佐町から白銀の十和田市へホームステイ訪問交流を行っていて、今回は28回目と幾多の友好の絆を深めてきました。

 

平成27年7月31日、土佐町を訪れた際の歓迎式典のようすです。

 

十和田市からは記念品として、南部裂織「蔦沼の朝焼け」を贈りました。南部裂織は、地機(じばた)に綿の糸をはり、古布を裂いて横糸にして織るぬくもりのある織物です。大町桂月が愛した蔦の景色と、時を超えて土佐町と十和田市の人々をつなぐ想いが織り込まれています。

 

8月1日は、郷土館、土佐酒造にある「桂月館」を見学したあと、「道の駅土佐さめうら」で記念植樹を行い、十和田市の花である「さくら」の木を両市町長、大町桂月を語る会 渡部会長と土佐町交流事業推進委員会 澤田会長がスコップで土を入れました。つづいて、十和田市と土佐町の児童がともに土をかけ、交流の節目を祝いました。

 

 

十和田市の木「もみじ」を贈りました

姉妹都市締結30周年を記念して、十和田市の木「もみじ」を高知県土佐町に贈りました。

「もみじ」は、土佐町の地域団体「ふるさとの森を育む会」や役場職員ら15名により、丁寧に植樹されました。

 

その他の事業

大町桂月を語る会が、平成27年度元気な十和田市づくり市民活動支援事業を活用して、

桂月が愛した十和田をめぐるツアーや「十和田を世に紹介した恩人 大町桂月」企画展を開催しました。

詳しくは大町桂月を語る会のホームページこのリンクは別ウィンドウで開きますをご覧ください。

 

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まちづくり支援課 市民活動支援係
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