年頭所感 令和4年1月

未来に向けて着実に

 

あけましておめでとうございます。

 

市民の皆さまにおかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。

 

昨年1月から4期目の市政を担わせていただくこととなりました。改めて、市民の皆さまの期待に応える強い使命感を持ち、「未来に向けて着実に」まちづくりを進めて参る所存であります。 

 

さて、昨年はコロナ禍のもと、市民の皆さまの命と生活を守るため、新型コロナウイルス感染症防止対策や生活支援対策、経済支援対策に重点的に取り組んだ1年となりました。 

 

特に、ワクチン接種にあたっては、十和田地区医師会をはじめ、市内の医療機関の医師、看護師ほか医療に携わる多くの方々のご協力のもと、予定通り2回目の接種を終えるとともに、12月からは追加接種となる3回目の接種に取り組んでおり、7月ごろまでには完了できるよう作業を進めてまいります。 

また、接種を終えてからもまだ残る感染の不安を解消するため、11月から市役所内にPCR検査センターを開設しております。県外にご旅行などされた方や帰省された方などにご利用いただき、安心して暮らせる日々を過ごしながら、地域経済の回復につながればありがたいと考えております。 

 

国内においては、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、聖火リレーでは県内で唯一、市街地コースと十和田湖コースの2つの区間で実施されることとなり、本市の魅力を発信する絶好の機会となりました。本市の子どもたちにオリンピック・パラリンピックを身近に感じてもらうことで、夢と希望を与えることができたと、大変喜ばしく思っております。 

 

また、官庁街通りの街並みを美術館に見立てるプロジェクト「アーツ・トワダ」の10周年記念事業として、4月には、現代美術館開館以来初となる常設作品の入れ替および寄託作品の展示を行い、さらに12月には展示室を増築し、新たな作品を展示しました。このことにより、当館のさらなる魅力向上につながったと感じております。 

 

こうした中、本年は、まちのにぎわいづくりのため、稲生町中心部にアートや文化活動を通じた地域交流の拠点となる(仮称)地域交流センターや、バス・タクシーの結節点となる、まちなか交通広場が完成する予定であり、現代アートをコンセプトとした、中心市街地の新たな魅力が形成され、来街・回遊が促進されるものと期待しております。 

また、4月の供用開始を予定している(新)志道館は、既存施設に比べ道場面積が増え、多目的利用も可能となっており、武道及びスポーツ活動を通じた人づくりや体づくりの場としてこれまで以上に多くの皆さまに利用していただきたいと考えております。 

 

今後とも、多彩な地域資源や、このまちに暮らす市民の知恵と力を最大限に生かし、人口減少対策などの諸課題に取り組み、より多くの人から「住みたい」「住み続けたい」「訪れたい」まちとして強く支持されるよう、第2次十和田市総合計画に掲げる将来都市像「わたしたちが創る~希望と活力あふれる十和田」の実現に向け、市民との協働を図りながら魅力あるまちづくりに向けまい進してまいりますので、皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。 

 

年頭にあたり、市民の皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

 

令和4年1月

十和田市長 小山田 久

この記事へのお問い合わせ
秘書課 秘書係
先頭へ ホーム