年頭所感 令和6年1月

希望と活力あふれる十和田

 

 あけましておめでとうございます。

 市民の皆さまにおかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。

 

 さて、昨年を振り返りますと、長らく影響を受けてきた新型コロナウイルス感染症が、5月に5類に位置づけられたことに伴い、市民活動等の制限が緩和されました。このことにより、本市においては、夏まつり花火大会や秋まつり、そして全日本大学選抜相撲十和田大会ならびに全国高校相撲十和田大会の通常開催が可能となったほか、インバウンドを含めた本市への宿泊者数が、コロナ禍以前と比較し、およそ9割まで回復するなど、まちに活気が戻ってきていることを実感できた年となりました。

 

 そのような中、市街地では、若葉公園敷地内に整備した屋外バスケットボールコートを4月から供用開始しました。小学生から大人まで多くの皆さまがバスケットボールを楽しんでおり、健康づくりやスポーツの普及・振興、交流促進につながるものと期待しております。

 

 また、奥入瀬渓流区間において20年以上継続してきた、奥入瀬渓流エコツーリズムプロジェクトが、7月に地域の交通環境対策の優れた取組に与えられるEST※交通環境大賞奨励賞を受賞しました。これまでご支援ご協力いただいた関係者の皆さまに感謝を申し上げますとともに、青橅山バイパス開通後の奥入瀬・十和田湖地域の利活用に向けて更なる取組を続けていきたいと考えております。

 

 加えて、10月には、環境省が中心となって十和田湖1000年会議が開催され、十和田湖地区において観光地の魅力向上を目指し活性化を図るための新たな取組がスタートしました。国、県、市や関係団体が連携した先端モデル事業を推進し、当地区の活性化のみならず、市全体の観光活性化に向けて、より一層取り組んでまいります。

 

 このような中、本年も希望と活力あふれる十和田の実現に向けて、「人口減少の克服」を最重点課題とし、こども・子育て支援政策の強化や、経済振興対策・公共施設の強靭化対策・デジタル化対策による地域活力の向上に重点的に取り組んでまいりたいと考えております。

 

 特に、令和8年度に本県で開催される国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会では、本市において、サッカー、バスケットボール、相撲、聴覚障害者バレーボール競技が行われます。会場となる施設では、改修に伴って工事期間中の使用を休止することとなり、皆さまにはご不便をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 また、奥入瀬渓流温泉スキー場では、管理棟の建て替え工事を実施しており、令和6年度のシーズンの供用開始に向けて整備を進めております。

 

 加えて、三本木霊園にかねてから整備している合葬墓は、2月の供用開始に向け準備を進めてまいります。

 

 そしてこれまで市民の皆さまと進めてきた安全・安心なまちをつくるセーフコミュニティ活動については、4度目の国際認証取得を目指して取り組んでまいります。

 

 全ての人が、安全・安心に、そして生きがいを感じられるような社会のために、これまで以上に市民の皆さまとの連携・協働を図りながら、「住みたい」「住み続けたい」「訪れたい」と思える魅力あふれるまちづくりに邁進してまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 年頭にあたり、市民の皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 

※EST:Environmentally Sustainable Transport(環境的に持続可能な交通)の略

 

 

令和6年1月

十和田市長 小山田 久

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