「笑顔あふれるまち」を目指して
あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
令和7年1月30日に市長に就任してから、間もなく1年を迎えようとしております。振り返りますと、物価高騰など厳しい経済状況が続き、生活に不安を抱える方も多かったのではないかと思います。
そのような中、市では、皆さまに少しでも安心と笑顔をお届けするため、6月には一人当たり4千円分の「笑顔あふれる応援券」を発行し、10月にはPayPayを活用したデジタルポイント還元事業を実施いたしました。
また、自然の脅威に直面した年でもありました。8月の記録的な大雨では、冠水や土砂崩れにより奥入瀬渓流などの通行が規制され、12月には青森県東方沖地震が発生し、初めて北海道・三陸沖後発地震注意情報も発表されました。
さらに、全国的な問題となっておりますクマの人里への出没が深刻化し、本市でも目撃情報が多数寄せられ、残念ながら人身被害も発生しました。国・県による対応も進められる中、市では、捕獲状況を遠隔で確認できるAI赤外線カメラや動態感知センサーを導入するなど、対策の強化に努めました。
一方、明るい話題として、青橅山トンネルの避難坑が2月に貫通し、6月には本坑工事が開始されました。このトンネルを含むバイパスの整備は、災害時の安全な通行の確保や自然環境の保全と活用、さらには地域経済の活性化にもつながるものと期待しております。
また、3月には「十和田市観光戦略2025-29」を策定し、「自然とアートを核に稼いで潤う持続的な観光地域づくり」を目指し、観光消費の拡大に取り組んでおります。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)の取り組みも推進しており、市ホームページへのAIチャットボットの搭載、市役所別館やコミュニティセンターなどのWi-Fi設備の拡大、また青森県市町村DX加速化推進事業のモデル自治体として窓口業務改革を実施しております。
こうした中、本年も引き続き、市民の皆さまとの連携・協働を図りながら「期待ふくらむ!笑顔あふれるまちづくり!」の実現に向けて、一歩一歩着実に歩みを進めていきたいと考えております。
そのため、本年4月から市の組織を再編し、新たな体制にいたします。新設するシティプロモーション課ではSNSなどを活用した情報発信の強化、企画調整課と財政課では行政課題の解決と効率的な財政運営を推進します。また、観光課を新設し、観光行政の専門性を高め、産業振興課では産業創出やふるさと納税を通じて地域経済の活性化を強化します。これらの改革により、より利便性が高く、安心して暮らせるまちを目指してまいります。
さらに、子どもたちが天候に左右されず伸び伸びと遊び、子育て世代が交流できる場として、市民交流プラザ「トワーレ」を活用し、屋内遊戯施設を整備いたします。
そして、本年はいよいよ「青の煌めきあおもり国スポ・障スポ」が開催されます。本市では、国スポ競技として正式競技3種目、公開競技2種目、デモンストレーションスポーツ2種目、障スポ競技として正式競技1種目を実施します。スポーツ文化の振興を図る絶好の機会ですので、市民一丸となって盛り上げていきましょう。
今後も、持続可能な十和田市の発展を目指し、魅力あるまちづくりに取り組んでまいりますので、皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
年頭にあたり、市民の皆さまのご健勝とご多幸、そして笑顔あふれる一年となりますことを、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
令和8年1月
十和田市長 櫻田 百合子