年頭所感 令和2年1月

住みたい 住み続けたい 訪れたい と思えるまち

 

あけましておめでとうございます。

 

市民の皆さまにおかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。

 

昨年は、元号が「平成」から「令和」へと変わり、新たな時代の幕開けの年となりました。この新時代のスタートとともに、市役所新庁舎が完成し、7月1日から業務を開始しております。建設に当たっては、市民にとって利用しやすい庁舎となるよう、来庁者の多い部署を1・2階に配置し、また離れた場所にあった教育委員会や上下水道部を同じ敷地内に集約するなど、各種手続きを容易に行えるようにいたしました。

 

また、昨年は、観光による地域経済の活性化の切り札としての期待が高まる「一般社団法人十和田奥入瀬観光機構」、いわゆる「十和田市DMO」の設立に関係機関とともに一丸となって取り組み、地域で稼げる観光地域づくりをスタートさせました。

 

新しい年となります令和2年におきましても、引き続き、人口減少、少子高齢化などといった課題に対応する持続可能なまちづくりの実現に向けて、「第2次十和田市総合計画」に掲げる諸施策に取り組んでまいります。

まず、中心市街地の活性化については、昨年3月に国の認証を得た「第2期十和田市中心市街地活性化基本計画」に基づき、(仮称)地域交流センターを建設するほか、その後に着工予定の交通拠点施設(バスターミナル)を通して、まちなかへの人の流れを増やし交流を促進することにより、まちなかのにぎわい創出につなげてまいります。

 

市内循環バスについては、年を重ねても安心して住むことができる共生社会の実現に向けて、これまでの実証運行によって得られた結果を基に、専用の車両を導入し、本年4月から本格運行いたします。これまで以上に皆さまに利用いただけるよう、利便性を向上させてまいります。

 

子育て支援については、保健センター内に子育て世代包括支援センターを設置し、妊娠期から子育て期にわたり、切れ目なく支援するための環境づくりを進めてまいります。

 

安全・安心なまちづくりについては、これまでの本市の事故やけがの予防対策の取り組みが評価され、本年2月には3回目となるセーフコミュニティの認証を受ける予定となっており、市民の皆さまの安全・安心な暮らしの実現にまた一歩近づくものと期待しております。

 

公共施設の整備については、(仮称)屋内グラウンドが完成する予定となっておりますので、子どもから大人まで天候を気にせず、健康づくりの場としてご利用いただきたいと思います。一方、市民文化センターは、利用者が安全な環境で利用できるよう、長寿命化に関する工事を行うこととしております。そのため、本年4月から一年間は休館となり、皆さまには何かとご不便をお掛けいたしますが、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

 

新しい年も多彩な地域資源を生かしながら、市民と共助のまちづくりを推進し、「住みたい」「住み続けたい」「訪れたい」と思えるまちとして多くの皆さまから支持されるよう、力を尽くしてまいりますので、より一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

年頭にあたり、市民の皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 

令和2年1月

十和田市長 小山田 久

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