ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、平成25年6月から国からの勧告を受け、積極的勧奨が差控えられていましたが、今般、国の検討部会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められたことから、令和4年4月より、他の定期接種と同様に、個別の勧奨を行うこととなりました。
十和田市では、標準的な接種期間である中学校1年生の女子に向けて予診票を送付しています。
ワクチン名※1 | サーバリックスⓇ(2価) | ガーダシルⓇ(4価) | シルガードⓇ9 (9価) | |
接種回数 | 3回 | 3回 | 2回※2 | 3回 |
標準的な接種間隔 |
2回目:1回目から1か月後 3回目:1回目から6か月後 |
2回目:1回目から2か月後 3回目:1回目から6か月後 |
2回目:1回目から6か月後 |
2回目:1回目から2か月後 3回目:1回目から6か月後 |
接種方法 | 0.5mlを筋肉内に注射 |
※1 原則、同じ種類のワクチンを規定回数分接種します。
※2 シルガードⓇ9は、15歳未満で1回目の接種をし、2回目を5か月以上の間隔をおいて接種した場合、2回で完了とすることができます。
積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃したかたを対象に公平な接種機会を確保する観点から、従来の定期接種の対象年齢を超えて行う「キャッチアップ接種」を令和4年度から令和6年度まで実施します。
令和5年4月より9価ワクチンを公費で接種できるようになりました。
国により定期の予防接種によって健康被害が発生したと認められた場合には、予防接種法に基づき医療費や手当等の補償を受けることができます。万が一、予防接種後に異常や副反応を疑う症状がみられた場合は、接種した医療機関を受診してください。給付申請の必要が生じた場合は、健康増進課(保健センター)へご相談ください。