毎年、屋根の雪下ろしや家屋周り等の除雪作業中の事故が発生しています。
雪による事故は、複数人での作業や除雪道具を正しく使うなど安全対策によって防ぐことができます。
体力にあわせ無理をせず、安全な除雪作業を心がけましょう。
また、高齢者世帯等の支援対策として、家屋周りの除雪については、生活の代行サービス(有料)に依頼できる場合があります。
詳しくは、たすけ愛・ささえ愛の生活支援サービス情報誌 ぐれっと!をご覧ください。
1.除雪作業中の負傷者数…34名(男:18名、女16名)
2.年代別 30代… 4名(男: 3名、女: 1名)
40代… 3名(男: 3名)
50代… 4名(男: 1名、女: 3名)
60代… 6名(男: 2名、女: 4名)
70代…11名(男: 6名、女: 5名)
80代… 6名(男: 3名、女: 3名)
※高齢者(65歳以上)の割合…67.6%(3人に2人が高齢者)
3.傷病程度 軽 症…18名(打撲、裂創等)
中等症… 8名(骨折、頭部打撲等)
重 症… 3名(頸髄損傷、指切断、複数箇所の骨折)
死 亡… 1名
不 詳… 4名
【データについて】
セーフコミュニティの取り組みの中で、十和田地域広域事務組合消防本部の救急搬送データ及び市立中央病院の受診データをみると、過去10年の負傷者数は34人で、そのうち3人に1人は入院につながっています。
※雪による転倒や交通事故の件数は含まれておりません。
国土交通省では、除雪作業中の事故における要因としてもっとも多い屋根からの転落事故のほか、転倒事故、除雪機による事故、屋根から落雪による事故、水路への転落事故、発症などの防止のための注意事項を「雪下ろし安全10箇条(307KB)」として取りまとめています。
1.安全な装備で行う(最重要!!)
2.はしごは固定する
3.作業は2人以上で行う
4.足場の確認を行う
5.雪下ろしのときは周りに雪を残す
6.屋根から雪が落ちてこないか注意する
7.除雪道具や安全対策用具の手入れ点検を行う
8.除雪機の雪詰まりはエンジンを切ってから棒などで取り除く
9.携帯電話を身につける
10.無理はしない