市では、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、温室効果ガスの排出量削減などを推進するための計画として、「十和田市地球温暖化対策実行計画区域施策編」を策定しました。
・十和田市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)(17083KB)
・十和田市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)概要版(2297KB)
人間の活動によって、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増加し、地球の平均気温が上昇する現象で、気温や海水温の上昇により、暴風雨や洪水が頻発しています。
私たちが日常生活で使用する電気や熱の大部分が、石油やガスなどの化石燃料から作られており、その過程で大量の二酸化炭素が排出されています。
本計画は、十和田市域から排出される温室効果ガスの排出削減に向け、本市の現状や地域特性を踏まえ、市、市民、事業者などの各主体による取組を総合的かつ計画的に推進していくことを目的とします。
本計画の計画期間は、令和7年度(2025年度)から令和12年度(2030年度)までの6年間とします。
なお、今後の温室効果ガス排出状況の推移や社会情勢の変化、地球温暖化対策の技術開発の状況等を踏まえ、必要に応じて見直しを行います。
【削減目標】2030年度に基準年度(2013年度)比で46.0%削減、2050年度までに実質ゼロ
日常生活における、ほんの少しの心掛けが、地球温暖化対策につながります。
基本方針1 省エネルギーの推進とライフスタイルの転換
〇省エネルギー機器の選択
家電製品の購入時は、「統一省エネラベル」に留意するなど、省エネルギー性能の高い製品を選択する。
〇照明のLED化
家庭の照明は、LED照明に切り替える。
〇家庭内での省エネ・省資源行動の実践
家庭でできる省エネ・省資源の取組を家族で話し合い、実践する。
基本方針2 再生可能エネルギーの導入推進
〇再エネ電力プランへの切替の検討
家庭で使用する電力について、再生可能エネルギーを利用して発電した電力プランへの切替を検討する。
基本方針3 脱炭素型のまちづくり
〇エコドライブの実践
自動車を運転する際は、アクセル操作をスムーズに行ったり、車両のメンテナンスを適切に行うことで、燃料効率を上げ、二酸化炭素の排出を減らす。
〇徒歩や自転車による移動
近距離の移動には、徒歩や自転車を利用する。
〇農産物の地産地消
生産地から消費地までの距離が長いほど、輸送等で二酸化炭素の排出が多くなることから、地元産の食材を積極的に購入する。
〇宅配サービスの再配達防止の徹底
宅配サービスを利用する際は、受取時間指定や宅配ボックス等を活用し、再配達の防止に努める。
基本方針4 循環型社会の形成
〇食品ロスの削減
食べきれる量を購入するなど、食品ロスの削減に努める。
〇ごみ分別ルールの厳守
資源の循環利用につなげるため、プラスチック、紙類、缶類、ガラス瓶等の分別ルールを徹底する。
〇マイバッグ・マイボトルの活用
マイバッグやマイボトルの活用等により、プラスチック製品の購入や使用自粛に努める。